厳冬期 氷ノ山 平成24年1月28日〜29日 丹波山岳会 メンバー=ゴンチャン・ヤマチャン・スガ・トリヤマ・スッチー 
 今年に入りと言うか1ヶ月で三回目の氷ノ山。正月は積雪150cm・21日は250cm、今回は400cmと古千本での定点観測値。本当に日々同じことがない雪山の魅力チャレンジリフト終点を午後2時に
出発、流れ尾東面の吹き溜まりのラッセルが今回は凄い、20m毎くらいに交替しスピードを稼ぐ。雪庇に近づくと21日ほどの高低差はないもののそのボリュームが迫力満点。スッチーが雪面を掘り
進んで這い上がると同時に左側の雪庇が「ピッシ」「ドーン」と音を立てて崩壊。直径10cm位の木立が折れ後は何もなかったような静けさが漂う。推定重量10トン以上の雪塊の下敷きになっていた
らと考えると恐ろしい。
最近では頻繁にここの雪庇と遊んでいたが考えが少し変わった。
今年は冬型の気圧配置が続きっぱなしのためラッセルがきつく、今日は標高1260mピークのやや手前の北西のが減速される位置に1mほど雪を掘り下げてにツエルトとテントを設営する。
午後5時ごろから重量級の素材を使って大鍋宴会。サラサラとフライ上を滑り落ちる粉雪のメロディーを聴きながら上質なひと時が過ぎる。
翌29日午前7時15分テントをデポして出発。胸までの急登超ラッセルを何回かこなしモンスターが出迎える東尾根出合いに午前8時30分に到着視界15m程度だがいつもの270度に進みほとんど
誤差なしで頂上小屋に到着。
下山はいつも通り好き勝手にルートを取り、テント回収後午前11時半に駐車場に到着。
   
 左の雪庇が崩壊する前  標高1260m付近にて
   
新雪ラッセル   45度程もある急登のラッセル
   
古千本のモンスター群  今年は超でかい 
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